イラクで片足を失った元イギリス軍兵士がイスラム教徒を憎んでいない理由とは?

クリス・ハーバートさんはイギリス軍としてイラクに派兵されました。そのとき、爆撃によってクリスさんの片足を奪ったのはイスラム教徒でした。

2015年に起きたパリの同時多発テロ事件以降、多くの人がクリスさんもイスラム教徒に対する人種差別の目を持っているだろうと思っていたそうです。しかし、クリスさんはイスラム教徒を憎んではいませんでした。以下、クリスさんがFacebookに投稿したイスラム教徒に対する考えです。

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「僕を攻撃したのも、助けてくれたのもイスラム教徒だった」

Getting frustrated by some people expecting racism from me, because I got blown up. Here it is:Yes. A Muslim man blew…

Posted by Chris Herbert on 2015年12月8日

たしかに僕はイスラム教徒による攻撃で片足を失った。
しかし、同じ日に片腕を失ったイギリス軍の兵士もイスラム教徒だった。
戦地からヘリコプターで僕を救出してくれた救護兵もイスラム教徒だった。
手術で僕の命を救ってくれた医者もイスラム教徒だった。
僕がイギリスに帰れるように世話をしてくれた看護師もイスラム教徒だった。
僕が歩けるようになるまでリハビリ施設で面倒を見てくれたアシスタントもイスラム教徒だった。
家に帰ってから父と飲みに行くとき、無料でタクシーに乗せてくれた運転手もイスラム教徒だった。
その店で、僕の薬と副作用について助言をくれて、父を安心させてくれた医者もイスラム教徒だった。

それとは逆に、
「そんな片足の男より俺と付き合えよ」と、僕の恋人にツバを吐いた白人のイギリス人がいた。
自分がエレベーターに乗るために、僕の車椅子を押しのけた白人のイギリスもいた。
僕が家に帰るとき、父が障害者用の駐車スペースに車を停めていたら文句を言ってくる白人のイギリス人もいた。

もちろん、僕の社会復帰を助けてくれた白人もたくさんいた。白人を嫌っているわけではない。

つまり言いたいのは、僕が誰を嫌うか、誰に感謝をしているかは僕の問題だ。わずか数人の愚かな行為のためにその民族全体を嫌いたいなら、好きにすればいい。でもそれを僕に押し付けないでくれ。

ISILやタリバンの行為のためにイスラム教徒全体を責めるのは、クー・クラックス・クランやウエストボロ・バプティスト教会のためにキリスト教徒全体を責めるようなものだ。

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